親から子へ引き継ぐもの

この週末、山口県で第63回全国植樹祭が開催されます。全国植樹祭は、国土の緑化や豊かな森林づくりへの理解を深めるため、毎年春に天皇皇后両陛下をお迎えして開催される国土緑化運動の中心的な全国行事です。

そして、毎年、秋に開催される全国育樹祭もまた、皇族殿下をお迎えして開催する、国民的な緑の祭典です。今年は、11月に静岡県で開催の予定で、第50回の植樹祭で天皇皇后両陛下がお手植えされた植樹を皇太子殿下がお手入れされる予定とのこと。木を育てるという行為が世代を渡って、行われるものだということの象徴にもなっているようです。

木の生育には、長い年月がかかるので、植樹活動というのは、自分の植えた木がどんなふうに育っていくのか、または大木になった姿を見届けられないケースがあります。そんな時に、未来の子どもたちに・・という漠然とした対象でなく、自分の子どもにこの木が手入れされるのだと思うと、植樹にも力が入るのかもしれません。

天皇陛下だけでなく、国民も一人一本、子孫に残していく木を持っているって、素敵かもしれません。

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