たいへん たいへん

taihen今回も絵本の話です。
私が子どもの頃に持っていて、腑に落ちなかったというか、子どもながらに「こんな絵本あるかぁ?」って思っていた絵本。ふと思い出して検索してみましたら、やはり現在は販売していないそうです。

どんな内容かというと…

ある日、メンドリが畑でとうもろこしを食べていると、ぽとんと何かが頭の上に落ちてきました。空が落ちてきたと思ったメンドリは、王様に知らせようと、走 りだしました。途中で出会ったオンドリ、ガチョウ、シチメンチョウに次々に出会い、一緒になって走っていきます。(絵本特有の繰り返し言葉で、「走りだしました。走りました。走りましたとも。」が繰り返されます)
次にキツネが現れて、近道を教えてあげるといいますが……

この後ネタバレ→→

一羽づつ、キツネが入った穴に入っていくのですが、そこで、「すぽん!」と頭を取られるんです。そのあとも順番に入ってくる鳥たち、「すぽん」「すぽん」と並べられます。最後のメンドリの時は「すいん!」切り損ねた音です…

絵本では「すぽん」された鳥たちが並べられていて…

子どもながらに、「こんな絵本ってありなの?」と思っていました。イギリスの昔話らしいのですが。
1964年初版ですが、絵は長新太さん、訳が渡辺茂男さんという素晴らしいコンビ。

現在は販売されていない本のようなので、見る機会もあまりないかと思うのですが、今となってはもう一回読んでみたい。あの話にはなんか意図するものがあるのか…

 

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