「その場しのぎで全てを謝る人は信用されない傾向が高い」
いまテレビで活躍されている植木理恵さんという心理学者の方のコメントだったのですが、妙に納得。日本の文化では、何か失敗してしまった時など、その場を収めるために簡単に頭を下げたり、土下座をしたりすることが多いように思いますが、なんとなく煙に巻かれたような気持ちになることも確か。
新聞、テレビでは、連日、謝罪の嵐。政治家が、企業のトップが・・・・・。もう慣れてしまったという現実も悲しいですが、謝られた方の私達はどうすればいいのでしょうか?謝りさえすれば、問題のけじめはついたとする風潮に待ったをかけるべきではないでしょうか?謝罪をする人に対して、何故、今、あなたは謝っているのかという点をしっかりと追求すること。そこが抜けていると、不信感だけが残り、前述の心理学者の方の言葉通りとなる気がします。
失敗しても自分の主義、主張があったのなら、それをはっきりと説明することはとても大事だと思います。その説明いかんでは、信用を回復する場合もあるし、他の人たちと問題を共有出来るというメリットもあります。
何か起きたらなんでもかんでも謝ればいいと考えるのではなくて、何か起きても自分の考えを理解してもらおうとする姿勢の方が、潔いし、分かりやすい。
自分もまた、そう出来たらいいなと思います。自戒を込めて。