既に10月になってしまい、少々遅れたお彼岸の話題なのですが、みなさんは、お彼岸の和菓子というと何を想像しますか?
お彼岸の時期になるとお店などでもおはぎが良く売られています。
ところでぼたもち、ご存じですか?
ぼたもちもおはぎも思い起こしてみると同じようなものではなかった?
今まではなんとなく、地域によって呼び方が違うだけなのかと思っていました。
ところがこのふたつには実は明確な違いがあったのです。私自身、その事実を知った時は結構驚きだったのですが、その後この話を他でしてもあまり関心を示されず…
ということでこのブログに掲載することにしました 。
お彼岸は3月と9月、年に2回あります。
3月に作るのがぼたもち、9月に作るのがお萩なのだそうです。まずは「ぼたもち」と変換してみます。
すると…「牡丹餅」 ぼたもちは牡丹餅なのです。
つまり
3月 ぼたんの花の頃 → ぼたんもち → ぼた餅
- ぼたんの花は大きいので大きめに作るのが特徴、
- 3月の小豆は収穫してから時間が経っているので、皮が固い、そのため、ぼたもちはこしあんで作ります。
9月 萩の花の頃 → おはぎ
- 萩の花のように小ぶりに作るのが特徴
- 9月は小豆の収穫時期に当たるので、小豆の皮が軟らかい。小豆をそのままあんにした、つぶあんで作ります。
と、実はこんな様な理由で呼び方が違っていたのですね。
とはいいつつ、やっぱりおはぎって呼ばれてますね。