運動会 今と昔で思うこと

先日、子どもの学校の運動会がありました。
最近の運動会では、場所取り禁止で立見席が一般的になっています。
場所取りが無いのと、自由に好きな場所で(見学エリア内)見ることが出来るのはなかなかナイス。

ところで、運動会の種目は、今と昔ではずいぶん変わってきました。
私が小学生だったころ、騎馬戦といえば相手の騎馬を倒したら勝ちというかなり荒っぽい内容でした。よく上で「行け~~~」と楽しんだ覚えがあります。
今は相手の帽子を取るという、あっさり終わってしまう騎馬戦です。
これも良く、一番上の子を身長が低くて、体重が小さい子にしがちですが、上にする子は気が強くて手が長い子が圧倒的に有利。軽い重いといっても所詮小学生。そして動くのはわずか数分。それならリーチの長い方が圧倒的に有利。そんな騎馬を作っていたグループは3つとか4つとか、帽子を取っていましたね。

で、騎馬戦の話に戻りますが、騎馬を倒す騎馬戦や、棒倒しは今では禁止になっているようです。理由は危ないから。

でも危ないというなら、組体操のピラミッドやタワーの方がずいぶん危ないと思うのですが。
「クラスや学年の一致団結、感動」などを目的として行っているようですが、かなりの人数が怪我しています。騎馬からの落馬と違い、圧迫されますからね。圧迫されて処置が悪くて血液の流れが止まってしまって障がいが残る、ということも実際に起こっています。

統計を取っている31年間の間に組体操によるけがで障害が残った事例は88件。
障害が残らないケガを含めると、年間6000件以上。こうまでして行う必要があるのか組体操?

最近は順位をつけるのは良くないということで、徒競走も行わない学校もあるとか。
でもスポーツですよ。良くないなら、ワールドカップとか、オリンピックとかどうなっちゃうの?

ちょっとおかしな方向に進んできているような運動会。
これからどんな風に進化するのでしょうか。

これは相手が倒れるまでの騎馬戦↓

こんな水泳キャップをかぶるというのもあるらしい… ↓

 

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